ヘルプの構成
ヘルプを構成するためのconfig.toml
の主な項目の説明をします。HUGO公式ドキュメントも合わせて参照してください。
Config
publishDir
出力ディレクトリです。public_(environment名)
と設定します。例えばchm
ディレクトリに配置したconfig.toml
ではpublic_chm
と設定します。
ignoreFiles
無視するファイル。エディションごとで出力ディレクトリやファイルを変更する場合に使用します。例えばignoreFiles = ["ignore"]
とするとignore
の含まれるディレクトリ・ファイルがビルド対象外(ヘルプの目次作成からも対象外)になります。
Config.params
[params]以下に設定する設定値です。
author
フッターに表示されるauthorを設定します。
copyRightYear
フッターに表示されるCopyRightの年を設定します。
isCHM
CHMかどうか。この設定は通常Webサイト用のconfig.tomlではfalse
とし、HTML Help生成用のconfig.tomlではtrue
にします。テンプレートでWebサイトとヘルプ生成時で処理を分ける際に使用します。
custom_css
独自のcssを利用する場合に設定します。例えば/static/css/custom.css
にcssファイルを配置しcustom_css = ["/css/custom.css"]
とするとcustom.css
が適用されます。
custom_js
独自のjavascriptを利用する場合に設定します。例えば/static/js/custom.js
にjsファイルを配置した場合、custom_js = ["/js/custom.js"]
とするとjavascriptが適用されます。
showIfs
ShowIf
/HideIf
フロントマター/ショートコードで表示する条件の一覧。
showIfs = ["editionA", "editionB"]
例えば上記のように設定した場合、.md
ファイルで以下のブロックは表示されます。
{{% ShowIf editionA %}}
ここにeditionAの場合に表示するコンテンツを記述。
{{% /ShowIf %}}
以下のブロックは表示されません。
{{% HideIf editionA %}}
ここはeditionAのみ非表示とする。
{{% /HideIf %}}
記事単位では以下のようにフロントマターを書いている場合、その記事はchmに含まれます。一つのエディションだけであってもリスト形式(["editionA"]
)で書く必要があります。
---
title: editionAの説明
ShowIf: ["editionA"]
---
---
title: editionA以外はこの説明
HideIf: ["editionA"]
本設定について詳しくはエディションを参照してください。
Config.languages
[languages] - [languages.jp] などに設定する設定値です。
title
各言語のヘルプタイトルです。ヘルプのファイル名称およびウィンドウタイトルに利用されます。
フロントマター
記事のフロントマターでの設定は以下のとおりです。
hideHelpTOC
ヘルプの目次のチャプター(ツリーの本アイコン部分)として表示するかどうか。デフォルトでは表示されます。隠す場合はチャプターの_index.md
のフロントマターに以下のようにhideHelpTOC
を追加します。
hideHelpTOC: true